つばさものがたり

[つばさものがたり] 雫井修介

この物語は天使が見える小さな子供とケーキ屋さんのお話しです。
天使が見えるという叶君。
両親は疑いながらも叶君に無理やり「天使なんていない」とは言いません。
小さな子供をもつご両親はたいへんですね。
主人公は叶君の父親の妹…かな。
妹の名前は小麦です。
変な名前だなと思ったのに、この名前をつけた叶君の父はそう思っていない。(笑)
小麦は乳がんの手術を内緒でしたが再発。
亡くなった父が言った、「一緒にケーキ屋さんをやろう」を叶えるために実家に帰ってきます。
乳がん再発を家族に知られないように奮闘するもお客さんがきません。
叶君が見える天使はレイといって「ここは流行らない」と言っていた通り。
容態は悪化し、家族に知られ、お店は閉店。
そこからの家族の再生は、天使がいたからこその展開でした。
最期は涙なしには読めない話しでしたが、小麦は「可哀相なパティシエ」ではありませんでした。
それが救いです。